沖縄県北部に工房を構え、身近にある木を使って漆の器を作っています。
使う木は製材されているものを選んでくることが主ですが、このごろは、近所の人がいろんな理由で伐採した木や、台風などで倒れた木を使うことも多くなってきました。
やさしい肌触り、軽くて使い心地のよい漆器は普段にこそ取り入れていただきたいうつわです。また、長く愛着をもってお使いいただけるように、出来上がりだけでなく大事に使い続けることで深く変化していく器の表情にも思いを込めて作っています。
沖縄の木は扱いやすい木とはいえませんが、それぞれの特質や形状から器を作ることの面白さと、身近な木を使えることの喜びがあります。
木の特徴を見て器を作り、長く気持ち良く使えるために漆を塗り仕上げています。